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モンゴルから帰ってきました!
草原の星の数ほどいろいろありました!笑 ドントゴビ県ウルジート郡の小さな村で馬頭琴にまつわる不思議なことがあったので、少し。 草原の馬頭琴弾きヨンドンネルグイさんのゲルについた朝に、孫のダゥガー君がウルジートの村を一望できる丘へ連れて行ってくれました。その頂上にはチベット仏教の祭壇があって、これからお世話になりますと手を合わせて挨拶をしました(ここは五体投地すべきだったか笑) それから、その丘へ立ち寄ることはなかったのですが、ウルジートの村を離れる最後の夕方に、教えていただいた三曲がようやく体に入り、ネルグイさんも喜んでくれたので、一息付きに練習小屋から出ました。 なんだか丘の方が気になったので何となく目をやると、夕日に照らされて祭壇がきらりと光っていました。そこで、ふとお世話になりましたと挨拶に馬頭琴を丘まで持っていこうと思い立ちました。 ダゥガーもついて来くるというので、2人で馬頭琴と録音機材をもって歩いていると、ウルジートの子供達がどこからともなく現れて、ぞろぞろと現れてついてきます。行列を組んで丘まで歩いていると、丘の上の祭壇にもたくさんの子供達が集まって遊んでいました。ちなみに、夕方と言っても19時過ぎ。 ぼちぼち子供達も帰る時間なので(暗くなると犬とかヘビとか危ない)、ささっとマイクをセットして、ネルグイジョノンハルを弾きはじめました(この動画はスマホのマイクなのでご勘弁を🙏) ネルグイさんの音楽はウルジートの人にとっては産湯みたいな音楽だろうし、不思議な緊張感の中で演奏しました。 上手くは弾けなかったんだけど、とても喜んでくれて、良い時間でした。 演奏が終わってからも、何人かそばに残っていたので、しばらく話をしたりして(モンゴル語分からんけどバイブスで笑)、何となく置き場に困って馬頭琴を祭壇に立てかけると、馬頭琴が勝手に歌い出しました(四つ目の動画です) 子供達も驚いてました。 この祭壇はずっとウルジートを見守っている大切な場で、わしが来た時から見守っていたんだろうなぁと感じました。 ゲルに戻ってからこの体験をネルグイさんに話すと、驚くと言うより、そうなんだよ馬頭琴って、風で弦が振動するんだよ、みたいなことを話していました。 昔、齋藤徹さんは日本最北端までコントラバスを持っていき風に晒したけどならなかったという話も思い出しました。チェロとかビオラだと同じように草原で響くのかな?弦の細さとかもあるかも。 馬頭琴の弦の数の多さと調弦は草原の風と良い関係がありそう、そもそも風と馬と草原と良い関係を作るための楽器なんだろう。 そんな話のあと、ネルグイさんは外へ馬頭琴を持ち出し、今度は家族の前で一緒に演奏しました。それが風に音を乗せる感じでとても楽しかった。終わると、本当にありがとう、わしは先生、お前は弟子だと言ってくれました。日が沈みきると満月で、いろいろ重なっていたみたいでした。 馬頭琴は風の楽器でした。これからも毎日弾きまくっていきたいと思います🐴 他にもいろいろあったので、軽く話すと、、、(以下、個人的なメモなので読み飛ばしてください😂最後に中庭でのモンゴルイベントのお知らせがあります。題して「北埼玉ナーダム」🔥🔥🔥) 漆黒の草原をまるで馬に乗るかのように車で爆速したり、横切ったキツネを見かけたら追い回してみたり、到着するや謎の粉を鼻から吸わせてくれたり(嗅ぎタバコ)、白い飲み物飲ませてくれたり(スーテーツァイ、最高)、夜中の3時だというのにウェルカム馬頭琴を弾いてくれたり、朝起きると火星かなんか違う宇宙に飛ばされてサバイバル生活がはじまったようなどこを見ても地平線の草原のど真ん中に放り出されていることに気がついたり、ゲルの密集した村だと気づいたり、以外と電線も普通に立っていたり、中学生くらいのウジョー君がバリバリ馬頭琴弾いていたり(昔に見たネルグイさんと息子さんの映像ではまだ5歳だった子)、ネルグイさんは隙あれば掃除を欠かさずやる様を見て、砂の女のワンシーンを見ているような気になったり、風呂なし生活だけど乾燥してるからそんなに気にならないと思っていたら蝿にたかられまくって顔に激突しまくってくるので(走って逃げても)わし臭いんじゃと気付いたり、普通にラクダが村の周りを歩き回っていたり、ヤマー(山羊)が山から押し寄せてきたり、乳搾られまくっていたり、それをロープ持ったパンツ一丁の子供が追いかけ回していたり、星空がとんでもないことになっていたり、風がいろいろな場所にぶつかっていろいろな音が渦巻いていたり、馬の大腸がよく言って牧場食べてるみたいな味だったり(慣れるとめちゃうまい)、馬乳酒とラクダの焼酎がめちゃうまかったり、ウォッカが砂糖水のような旨さに感じて来たり、ウランバートルから持って来てもらった新しい革張りの馬頭琴のペグが回らなくなったあげく、弓がバラバラにぶち壊れたり、水分補給も日本と同じ感じだなぁと思っていたら乾燥に耐えられず口が裂けたり、ラクダがゲルの目の前まで普通に草食べにきたり、昼間のモンゴルのテレビは毎日のように日本軍の侵略を報じていたり、コイントスのゲームやってたらお金たかられそうになったり普通に子供が店のもの盗んでたりしてやっぱり貧しい場所なんだと改めて思ったり、雹が降ったり虹が出たり、普通に扉開けっぱなしでこっち向いてレディがトイレしていたり、ネルグイさんの裏にすむ同じ年くらいの人がジャージ姿で練習小屋に入ってきたと思ったらオルティンドーぶっ飛ぶくらい上手かったり(全員なんとなく音楽レベル高い)、ネルグイさんの孫が普通に馬頭琴弾けてたり(自分のジョノンハルって言って聞かせてくれた)、ネルグイさん奥さんにバレないようにこっそりお酒のんでるつもりだけど完全にバレてたり、深夜にフィールドレコーディングしようと寝床から一歩出ると野良犬が吠え出してそれが連鎖反応して村中の犬が吠え出したり、犬の聴覚の包囲網を掻い潜るためにめちゃめちゃ慎重にマイク設置したけどビビりすぎて今度は冷蔵庫のモーター音がめちゃ入ってしまったり、ヤギのチーズうまかったり、朝焼けがバンザイしていたり、毎回食べきれない量の料理を出されたり(食べたけどね)、酒を隠してる場所からネルグイさん日本で買った女子高生もののAVがでてきたり(450円)、砂塵糞塵によるアレルギーは鼻くそを溜めることによって解消したり、グゥドゥルモルニングルが意外とウケたり、食器は水で手洗いだったり、ネルグイさん毎朝必ず掃除を丁寧にしていたり練習中周りでハエ叩きでバシバシ虫を退治しまくってデカイの倒したら嬉しそうに見せてきたり、長唄とはまさにながーいオルティンドーの節を一緒に演奏するのは本当に難しかったり、野良犬が危ないから一人で出歩くなと言われても出歩いてたらヤマーとテメーとアドーの群れに連れて行ってくれたり、ヤマーの鳴き声が録りたいといったらお母さんには断られたけど孫のダゥガーがこっそり山羊飼ってるおじさんと掛け合って連れて行ってくれたり、わしの髭はヤギのひげだと気づいたり、77歳のおばあちゃんが全力で水飲みにきたヤギをぶっ叩きまくっていたり、基本バイクでテメーを追い回しているけどウランバートル近づくにつれて立派な衣装で馬に跨って追い回していたり(観光客向け)、ウランバートルに向かう道では案の定車に轢かれた馬の死骸が4体もあったり、というか空港からいきなり砂漠に行ったのでウランバートルを見た時にモンゴルに街ってあるんだと完全におのぼりさん感覚だったり、さっきまでドントゴビの子供は羊のくるぶしで遊んでいたのにウランバートルの子供達の遊びはセグウェイに乗ってたり、結局中庭でやろうとしていることの延長にあるなぁと納得したり、妻が何人もいるのは割と普通だったり、子供の遊具として遊び疲れたわしにドントゴビのガキがくれた(レジからくすねた金で買ってくれた)コカコーラと、ウランバートルのガキがくれた(一緒にいた親のムルンさんも出どころを知らない)アロエキングの味は、、、忘れないぜ、とか、ムルンさんの弟と日本とモンゴルの豊かさについていろいろ込み入った話ができたり、クレジットカードがお店の手違いで馬頭琴を2つ買ったことになっていたり、工房のおっちゃんの馬頭琴の腕前がすこぶる良かったり、新しい楽器の支払いがてらペグ調整と壊れた弓を取り替えてもらいに工房へ行くとやはりBbにチューニングするのは難しくこの馬頭琴はAbがよく響きますよって言われてまぁさすがに数時間では直せるものではないだろうし草原の馬頭琴弾きはそれを許さないしなんて思ったり。 と、書いてもきりがないので、やるほうが早い!!!!!ということで。 10月に2日間「北埼玉ナーダム」やります!!! 🐫🐐🐶🐏 15日(土) 10:00-モンゴル・カザフの雑貨市場 13:00-渡辺圭一(馬頭琴)ライブ※オンライン 14:00-「白馬の馬頭琴伝説 など」 嵯峨晴彦(馬頭琴,ホーミー)嵯峨孝子(サンドアート)※オンライン 15:00-「生演奏」 フルハシユミコ(馬頭琴,オルティンドーなど),竹内武(大馬頭琴,イフホール,ベース) 17:00-「モンゴルの噺」 西村幹也トークライブ90分くらい ゲスト落合康介(馬頭琴) 🐴🦔🦊🦅 16日(日) 10:00-モンゴル,カザフの雑貨市場 15:00-「ニューオーリンズジャズ」 山田翔一tbオオサキゲンタguitar,小針彩菜steelpan 16日出演者大募集中です! 参加希望の方は nakaniwa.danchi@gmail.com までよろしくお願いします! モンゴル・カザフの雑貨市場は西村さんが現地で手に入れた、普通のお土産屋では買えないような貴重な雑貨がたくさん中庭にやってきます。モンゴルの話や映像、写真も充実した二日間になりますので、ぜひお越しください。 この旅をサポートしてくださった、西村さん、ネルグイさん、ムルンさんをはじめ、たくさんの方々にお世話になりました。 ありがとうございました!また行きます!!
by sukebass117
| 2022-09-17 10:34
| 雑記帳
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